2010年9月アーカイブ

一昨年の10月8日、伊勢湾台風から50年目の年に、「50年に一度あるかないかの台風」が愛知県を直撃した時の話しです。
朝5時半に目覚めた瞬間に停電と気づき、携帯電話のワンセグTVで台風情報をチェックしました。この段階で就寝時に目盛が2つになっていた電池を消耗し、7時過ぎの社長からの電話を受けた直後に「ピーーーーーッ」と鳴って、画面が暗転しました。電気の来ない薄暗い部屋で、情報源が無い恐怖を久しぶりに味わいました。

「ならば」と、避難グッズの鞄からラジオを取り出し電源を入れ地元のFM局にチャンネルを合わせました。誰かの声がしているという安心感を実感しました。普段はほとんど聞かなくなりましたが、ラジオはやはり貴重な存在です。

 

次に、クルクルと手で回す発電器で携帯電話への充電を始めました。「そろそろ大丈夫かな?」というタイミングで携帯電話の電源を入れると、「災害本部からのメール」がじゃんじゃん届き、受信しているうちに「充電してください」のメッセージが出て、またクルクル回しての繰り返しでした。

 

クルクル回す手動式の発電器は、案外役に立たないことが分かりました。
充電している間は、他の作業が何もできませんし・・・。
(ただし、何も無いよりはあった方が断然便利です。)

 

そこでこの春、同じ機種を2年以上使うと貰える充電池パックをもらい、いつもカバンに入れて持ち歩いています。これで、いつ電池が無くなっても大丈夫です。

 

手回発電器.JPG

 

その他に、役に立つかどうかは不明ですが、カバンに常備している物は
小型LED懐中電灯、ホイッスル、十徳ナイフ、自宅のカギ、食料品(チョコレートやドライフルーツなど)です。これに、水筒でもあれば、サバイバルOKです。
(そんなわけで、出掛ける時は、携帯マグやペットボトル飲料を持っています)

 

カバン1.JPG 

カバン2.JPG 

昨年、台風の停電時に案外と役に立ったと思われる物は、日没後の真っ暗な事務所でお弁当を食べた時に使った「カンテラ」(ランタン)です。
掛けてヨシ、置いてヨシ、持ってヨシ。これは本当に便利だと思いました。

 

その準備が無駄になる事を祈りつつ、このように周到に準備をしています。

今回はデジタルなまず(緊急地震速報受信機)を用いた訓練
についてご紹介します。
NJTでは緊急地震速報の受信機であるデジタルなまずを
2007年8月に導入しました。導入以来、年に2回、
緊急地震速報が発令された場合の訓練を行っています。

デジタルなまずの警報テストは「震度5、10・9・8・7・・・・・」
とアナウンスします。これを利用して訓練を行っています。
当初は『10秒の間に何が出来るか』を各自いろいろ工夫して
いました。ある者は10秒の間に建物外に避難できるのでは
ないか、と考え試してみました。
結果は出口にたどり着く前に地震発生・・・。
また、ある者は机の下に身を隠す前に避難路の確保をしよう
としました。結果は一番手近なドアを開け、何とか机の下に。
しかし、その先のドアを開くことはかないませんでした。
まして、本当の地震は必ず10秒後に来るわけではありません。
実際、震源地に近いところでは地震発生後に緊急地震速報が
発令されていたりします。
ですから、デジタルなまずが鳴った時(緊急地震速報発令時)
には、とにかく手近な机の下に隠れるなどの身の安全を図る
ことを第一に考えなくてはなりません。
最近では開始時刻の予告をせずに訓練を実施していますが、
訓練後のアンケートに全員が「とっさに身の安全を図ること
が出来た」と答えることが出来るようになりました。さらには、
同室にいた外来者に声をかけ避難指示をしたり、警報解除後
に安否確認や避難準備するなど、訓練計画以上の自主的な
行動をとる事の出来る人が現れ始めました。

デジタルなまず.JPG

NJTのデジタルなまずは訓練以外では1度誤報があっただけで
警報を発したことがありません。
「本当にちゃんと動いているの?」という疑問がわかないことも
ないですが、願わくばこのまま警報を発せないように、
と思います。
なぜなら、デジタルなまずが警報を発すると言うことは数秒から
数十秒以内に震度5以上の地震が来る、ということですから・・・。

 

※ちなみに緊急地震速報は携帯でも受信できます。
  対応機種をお持ちの方はぜひ受信できるように設定しておきましょう。

会社の机の足元に1つ避難用の持ち出し袋が置いてありますが、自宅にも避難用の持ち出しバッグがあります。一般的には背負えるものが良いと言われていますが、私は「旅行用のスーツケース」(いわゆるコロコロ)に入れてあります。阪神淡路大震災を体験した方の体験談に「スーツケースはテーブル代わりになる」と書いてあったからです。しかし、これは再考の余地があると思っています。

 

コロコロの中には、色々な避難用品が入っているのですが、この9月に保存食の賞味期限が一斉にやってきました。同じ時期に購入し、全てが「5年保存」の物だったので、成るべくして成った・・・ということなのですが。

 

5年前は、保存食と言えば「とりあえず乾パン」的な発想もあり、また今ほど保存食の種類も豊富でなく、購入したのは

乾パン 2缶、アルファー米 5食分、アーク・スリー(食品・飲料水 3日分、非常用ブランケット入り)

でした。一人で1週間程度、生き延びられる計算です。他にも

6年保存水 1.5リットル8本、500ミリリットル2本

などを買い、建物の下敷きにさえならなければ、生き延びる気満々です。

保存食.JPG

 

さて、賞味期限が来た保存食を食べなければならないのですが、そこで気付きました。アルファー米は登山用品でもあり、水またはお湯を注げばご飯になるという物ですが、乾パンやアーク・スリーに入っているブロック状の物は、いかにも保存食的な物体であることに。
そういう物も嫌いではないですが、というよりむしろ乾パンは好きだったりするのですが、これを被災時に食するのは、悲壮感が増大するのではなかろうか。

 

そこでこの度、↓を新たに買い直しました。

アルファー米10種セット、ビスコ保存缶 1缶、ミルクビスケット 1缶、ボローニャのパンの缶詰 2缶

今回も、建物の下敷きにさえならなければ、生き延びる気満々です。

 

今回は、賞味期限までこれを実体験で使うことのないよう期待を込め、食事としてこれを頂くことを前提として、美味しさ・食べやすさをメインに選択しました。
ただし、アーク・スリーの耐温度域はマイナス40℃~148℃と広く、保管場所に気を使わなくてすむので、やはり車載用として購入するべきか否か、思案中です。

アーク3表.jpg

 

アーク3裏.jpg

※ アーク・スリーは、防災用品のショップで初心者向きに薦められている避難用品です。

今回はNJTの防災教育(地震対策)についてご紹介します。
NJTでは防災訓練を2001年、2003年、2005年からは
毎年、行っています。
実のところ、私は大人になってから防災訓練に参加した事
がありませんでした。
ですから私にとっての防災訓練のイメージは小中学校での
「地震発生⇒机の下に隠れる⇒理科室または調理室から出火
  ⇒校庭に避難」でした。

何十年振りかに体験したNJT第1回防災訓練は
火災避難訓練でした。
この時、火災発生報告をした方の感想は
「たとえ訓練とわかっていてもイザという時に声がでない」
でした。

第3回以降は東海・東南海地震の発生が予想されるこの
地域の特徴を考えて、地震を想定しての訓練を行っています。

実際、訓練をしてみると下記のような思わぬ事が発覚します。
●情報収集のために用意した携帯テレビの電池が切れていた
●非常持ち出し品を携帯するのを忘れた
●初期消火をしようと思ったが消火器がどこにあるか
 分からなかった
●冷蔵庫内に取り残された人を救出に向かおうとしたが、
 懐中電灯がつかなかった。
●火災現場の前を普通に歩いて避難してしまった

回を重ねるごとに上記のような初歩的な問題点は解決され、
訓練も徐々に高度な物に移行しています。
昨年はより実践的な訓練となるよう、開始時刻を明確にせず
行いました。

しかし、全員あわてることなく、各グループで検討した行動
を落ち着いて行う事が出来きました。
これも繰返し訓練を行った成果であると共に、
各自の防災意識が高まった結果だと思います。


 

初期消火訓練.JPG

けが人救助.JPGのサムネール画像

防災の日

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9月1日は「防災の日」です。

避難訓練や災害時を想定した訓練をしている学校や企業も多いと思います。

 

さてこの「防災の日」が9月1日となった理由をご存じでしょうか?

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、9月1日が選ばれた理由は

「関東大地震」のようです。

 

関東大地震というと大正12年(1923年)に伊豆大島付近を震源とする南関東地方をおそった大地震です。

被害状況として死者・不明者が約14万人、全壊した家屋が約25万件、焼失した家屋が約44万件、その他山岳部では山崩れ、海岸部では津波が発生したそうです。

 

この「関東大地震」を忘れないために制定された日と言われています。

 

「防災の日」は防災意識を再認識するためにも、「関東大地震」のような大地震に備えるためにも大切な日ではないでしょうか。

 

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